2005年11月24日

ボーナストラックとマニア心

今日はちょっと暖かいですね。ちょっとホッとしました。


さて、今回は「ジャケットケースとマニア心」に続く「マニア心」シリーズ第二弾!(笑)「ボーナストラックとマニア心」です。

CDが再発される度に、ボーナストラックが追加されるのは、それはそれはファンにとって嬉しいことだけれども、だけど、ちょっと待てよ、このボーナストラックの入れ方はなんなんじゃー、と思うことがしばしばあるんですね。

アルバムってのは、曲そのものもモチロン大切だけど、その曲の並び方やアルバムトータルでの一貫性というのもアーティストが意図した一つの芸術的な表現だと常々思っているんだけど、それを無視したかのようなボーナストラックの入れ方があったりして、なんだかなーと思うことがしばしばあります。

例えば、80年代UKを語る上で外せない「JAPAN」の「Gentlemen Take Polaroids」という坂本龍一も参加している名盤があるけど、

このアルバムは、

1.Gentlemen Take Polaroids
2.Swing
3.Burning Bridges
4.My New Career
5.Methods Of Dance
6.Ain't That Peculiar
7.Nightporter
8.Taking Islands In Africa

の全8曲がオリジナルの収録曲であり、曲順なわけ。

ところが、このCDを見て欲しい。

Gentlemen Take Polaroids


ねっ、「Experience of Swimming」「Width of a Room」のボーナストラック2曲がオリジナル曲の間に挟まっているでしょ。
これって、ほんとデリカシーが無いな〜と思うんだな。この2曲自体は、リチャード・バルビエリ作曲の入手困難だった音源なんで、聴けるのは嬉しいんだけど、この入れ方は無いよね。アルバムトータルの芸術性が台なしだと思う。もともとアナログでオリジナルを聴きまくっていただけにもの凄く違和感がある。

1.Gentlemen Take Polaroids
2.Swing
3.Burning Bridges
4.Experience of Swimming
5.My New Career
6.Methods of Dance
7.Ain't That Peculiar
8.Nightporter
9.Width of a Room
10.Taking Islands in Africa


かと思うと、同じアルバムで、こんなヴァージョンもある。

Gentlemen Take Polaroids

こっちは、オリジナルの曲順はそのままに、アルバムの最後に、上記の2曲に加えて、坂本龍一作曲「Taking Islands in Africa」のスティーブ・ナイによるリミックスが収録されている。これならまだ許せるという感じだが、このアルバムは、やっぱりオリジナルの「Taking Islands in Africa」で終わって欲しい気がしてくるなあ。みなさん、どうでしょうか。

1.Gentlemen Take Polaroids
2.Swing
3.Burning Bridges
4.My New Career
5.Methods of Dance
6.Ain't That Peculiar
7.Nightporter
8.Taking Islands in Africa
9.Experience of Swimming
10.Width of a Room
11.Taking Islands in Africa [Steve Nye Remix]


ということで、結論として、マニア心としては、ボーナストラックはシングルCD盤でも良いから、別ディスクにして欲しいですね。少し高くなってもそうして欲しいという気がします。

ということで、この「Gentlemen Take Polaroids」を始めて購入されるなら、下記のオリジナル曲オンリーのものをもっておくことをオススメしますね。

Gentlemen Take Polaroids


アルバムってのは、ラスト(アナログ時代のB面の最後の曲ね)が終わったら、またA面の一曲目につながるように考えられているものが結構あります。そのつながり方が、今まで聴いたアルバムの中で、もう神業的に素晴らしいのが、ロキシー・ミュージックの「Avalon」です。もう、このアルバムときたら、20世紀のロック・ミュージックの最高峰といえる出来のアルバムなので、もし未聴な方は、是非聴いてみて欲しいです。

こんなオリジナル曲だけで、トータルの芸術性があるアルバムなのに、やっぱりボーナストラックが入ちゃってるのがあるんです。

Avalon

1.More Than This
2.The Space Between
3.Avalon
4.India
5.While My Heart Is Still Beating
6.The Main Thing
7.Take A Chance With Me
8.To Turn You On
9.True To Life
10.Tara
11.Always Unknowing (bonus track)

このアルバムは、全曲素晴らしいんだけど、特に「Take A Chance With Me」からラスト曲の「Tara」までの流れが素晴らしく、最後の曲「Tara」が終わると、また一曲目の「More Than This」のイントロが聞こえてきそうな感じがまさに芸術的で、エンドレスで一つの世界ができ上がってる。ほんと素晴らしいアルバムです。

ということで、もし、これから購入されるのなら、その芸術性が十分味わえる、オリジナルで構成されている下記のものをまずオススメしますねえ〜。

Avalon
Avalon
Avalon


というわけで、ボーナストラックの追加されたアルバムというのは、マニアにとって、痛しかゆしというところでしょうか。

実はもっとヒドイ、ボーナストラックの入れ方もあります。それはオリジナルのラストの曲が終わって5分ぐらいたってから、いきなり、そのボーナストラックが鳴るというヤツですね。今すぐに思い出せないけど、こういうCDも持ってます。アルバムのトータルの芸術性には少しばかり気を配ったつもりなのかもしれないけど、これって、「あれ、終わったんだな〜」と思っていると突然鳴りだすので、心臓に良くないです(笑)

音楽業界の方、もし、これを読んで頂き、ボーナストラックの収録方法を考えて頂けるキッカケとなって頂けましたなら、一音楽ファンとして嬉しい限りです。


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今日のBGM:ロキシー・ミュージック「Avalon」

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posted by QaD at 15:43 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(1) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『孤独な影』のRichardとRobの曲、あの位置じゃなかったんですね...日本盤で落とされたのが復活したんだと思って普通に聴いていました...。
Posted by vicki at 2005年12月24日 23:35
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